頻繁に人通りのある通り沿いの「ギャラリーa」は 建物の表の面がすべてガラス張りでしたから とてもきれいに内部を見せてくれ、行き交う人が 立ち止まり、気軽に立ち寄ってくれました。 白をベースにした室内は私の絵を引き立たせました。 なんと、このウインドウ、ドアから左半面が全て 右側へスライドするので、夏場や夕暮れ時などは オープンテラスで利用出来るという優れ者なのです。 |
ドアから入ったのを横から見た感じです。 天井を吹き抜けにし広い空間を作り出しています。 ここでは小さくて全く見えませんが、新作が2点あります。 右端の絵「白の記憶」は、少女を全面に描き 少し意味ありげの作品です。 と言ってもちっちゃくて何にも見えませんから いつか「絵」のコーナーにも貼り付けますね。 |
入り口ドアの正面です。 奥はおトイレとオーディオデスク。 左奥に5人ほどが座れるティールームがあります。 手前の5個くらいの小さな四角のものは 額入りのチビチビ絵です。 小さいながらどれも 描くのに大変時間の掛かった絵でしたが 今回26個もお嫁に行くことが出来ました。 |
今回は、6年ぶりに販売という形の個展でした。 なので新作は、あまり大きいものは描かず 重〜いテーマのものもなるべく我慢しました。 春の個展なので花をたくさん描きました。 外は桜が例年より遅れ、そこら中満開でしたから 急遽桜の花の絵なんかも追加で展示しました。 左の絵は、昨年掲載された絵とその時の「詩と ファンタジー」です。 右上の青い絵は「おかえり・ただいま」という新作です。 いい絵だなぁと、とても気に入っていたのですが 若いお嬢さんが一ヶ月半分丸々のアルバイト代を 全部この絵の為に取って置いてくれて、買って くださいました。とても幸せな絵です。 |
イスの絵を除き、左から旧作の 「山紫陽花と吾亦紅」 「菜の花畑」 「瑠璃シジミとクロアゲハ」 おなじみの三点を置きました。 「山紫陽花と吾亦紅」は大好きな作品でしたが ギャラりーの方からの進めもあり 今回已む無く展示したのですが 高額にもかかわらず、大変幸せなことに お嫁に行ってしまいました。 これまでこの作品のファンは大変多かったので ここにお知らせいたします。 |
「ギャラリーa」の個展で何より思い出になったのがハーブティーです。 私はこれまでハーブといった類が嫌いで、料理に使うものでも においの強いものは避けてきました。 ガーデニングや、うんと昔流行った「卒業」のテーマソング等には 憧れがあったにしても、やっぱり口に入ると「ウゲゲ〜」とダメでした。 このギャラリーでは奥のスペースで簡単な甘味モノやお茶が楽しめ 私も「今日は何を入れましょうか?」とお茶をご馳走して頂きました。 正直、内心は「ウゲゲ〜」だったのですが、克服するいい機会とも思い 前から気になっていたタンポポコーヒーを初挑戦しました。 コーヒーといっても根っこを煎じたものですからハーブ系です。 でも、これがけっこう気に入りました。さっぱり味で美味しいです。 他に薔薇の花がそのまま入ったのや、ミントの凄いのや 教えて頂いた名前は全部忘れましたが、色と香りを楽しむハーブの 奥深さをほんの少し知る事が出来ました。 |
外階段から二階に上がると、 こちらにも作品展示のスペースがあります。 ここの棚には、これまで作品展を開いた作家さんの作品も 一部展示され、購入することも出来ます。 私の作品だけではなく、他の作家のモノも一緒に楽しめる 多目的スペースです。 こちらでは普段、教室も開かれているようです。 |
「たくさん絵を見ていただきましょう」と ギャラリーからの提案で、今回は予定の倍の絵を あちらこちらへ置きました。 参考作品として、 これはおトイレに置いた「屋根瓦の交差点」です。 知人がお庭から摘んできて頂いたお花もぴったりで、 ステキな空間になりました。 |
たま〜日記のどこかにも書きましたが、 個展を開く気持など当分無く、新作も全く無かったのに「借りれますか?」と 「ギャラリーa」になぜか声を掛け、ここまで来れたのは不思議でした。 私が大好きで恩人のようだった友人とこの青葉台は、切り離せない地でしたから この場所での開催は、期間中ずっと夢のような気持でした。 その彼女とはもう逢うことは出来ませんが、導きのように多くの出逢いがありました。 どの人もかけがえの無い大切な出逢いです。 お時間を割き、お越し頂きました皆さま、ありがとうございました。 |